Windows PCで高級キーボードやマウスを使うべき理由
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- David Nield – Gizmodo US
- [原文]
- ( 朱宮令奈/Word Connection JAPAN )
キーボードやマウスは、PCに最初からついていたものをそのままずっと使ってきて、特に不自由も感じていない、という方多いですよね。だって十分動くから、変える必要なんてないでしょ?と。でも、それならなぜ高級キーボードやマウスに大騒ぎする人がいるのか、気になりません?でしたら、ぜひこの記事をお読みください。一部の人がこうしたPCのお供になぜ大金をつぎ込むのかについて、ご説明いたしましょう。あなたも買いたくなるかもしれませんよ。
高性能で高級なキーボードやマウスも、できることは普通の廉価モデルとさほど変わりません。タイピングやポインター操作、クリックができるというのは同じです。でも、魅力的なプラスアルファの機能があったり、細かいスペックが違っていたりするので、特にゲーマーやPCのパワーユーザーにはかなりおすすめなんです。さあ、詳しく見ていきましょう。
キーボードのグレードアップ
もっと良いキーボードに変えよう、と考えるときによく選ばれるのがメカニカルキーボードです。「なにそれおいしいの?」な状態の方は、フォルムや機能を知ったらなにこれサイコーじゃん!となってしまうかも。
まず、キーを押したときの感触が最初からPCに付いてくる一般的なキーボードとは全く違います。メカニカルキーボードを使うと、いつもより速く正確にタイピングできると感じる人が多いようです。なお、多くのモデルではNKRO(Nキーロールオーバー)対応となっています。これは、複数のキーを同時に押してもキーをPCが認識できる機能のことで、特にゲームをしているときに助かるものです。同時認識できるキーの数に制限があるモデルもあれば、無制限のものもあります。
メカニカルキーボードを選ぶときには、スイッチの種類をどれにするかが、結構重要です。これが、打鍵感と音を左右するからです。この2つは、キーボードを高級品に新調するときには必ず確認してほしい項目です。スイッチの種類をすべて説明していたら、それだけですぐ1つの記事が書けてしまうようなボリュームになりますので、ここでは大きく分けて次の3種類があることだけお伝えします。リニア(シンプルでなめらかな打鍵感あり)、タクタイル(深い打鍵感あり)、クリッキー(深い打鍵感+カチカチ音あり)の3つです。
もし、こうしたキーボードの大きさや音、打鍵感があまり好みではないのであれば、メカニカルキーボードにあえて買い換える必要はないでしょう。それならたとえば、有線キーボードをワイヤレスのものに変える、という手もあります。PCを使う場所やデスクの配置がもっと自由になりますからね。ワイヤレスキーボードの中には、複数PC間での切り替えがすばやく行なえるように設計されているものもあります。こうしたものを使えば、複数のPCを使用する際にキーボードのセットアップが簡単になります。
このほか高級キーボードの中には、メディア再生の制御、音量や輝度の調整、ウェブの操作など特定の機能に対して、専用のキーが用意されているものもあります。いちばんよいのは、カスタマイズができるソフトウェアが付属しているものです。これがあると、ショートカットキーを自分で設定できるので、うまくやれば生産性をぐっと向上させられます。
エルゴノミクスのものも良いでしょうし、あるいは外観で選ぶのもアリでしょう。エルゴノミクスキーボードなら、手が自然にフィットするように設計されています。あるいは、バックライト付きでライトニング効果のカスタマイズができるキーボードなら、デスクを照らして臨場感のあるゲーミングエクスペリエンスを叶えてくれます。なお、PC周辺機器をRazer(レイザー)やAsus(エイスース)などゲーミングアクセサリ会社のもので揃えれば、自分が選んだライトニング効果を機器間で同期させることだってできます。
マウスのグレードアップ
今使っているマウスも、移動やポインター操作、クリック操作などの機能に特に問題はないでしょう。ですが、世の中にはそれをもっと快適に実行できるマウスが存在するんです。高級マウスを探していると、「DPI」という文字を見かけることがあるかもしれません。これは、マウスを1インチ(約25mm)動かすとポインターが何ドット動くか(dots per inch)、言い換えるとマウスがどのくらいの頻度でPCに位置情報を伝えるかを示すものです。マウスが高DPIだと、センシティビティ(感度)が高くなります。ただし、カメラにおける画素数と同じで、必ずしも数字が大きいほうが良いというわけでもないです。
実際のところ、性能に大きく影響するのはマウスのセンサーです。レーザー式と光学式(LED)、2つの選択肢があります。レーザー式のほうが、一般的にはDPIも値段も高めです。ただし、先ほども触れたように、マウスの性能はDPIだけでは測れません。DPIに関することは、ぜひたくさんのレビューを読んで判断してください。スペック表だけでは、マウスの全体像がわからないこともあるからです。
レーザー式のほうがさまざまな素材の上で使用できます(光学式のものは、ガラスなど反射する素材上では読み取りに難が出ます)。ですが、センシティビティが高すぎるがゆえに、マウスを超スローあるいは超高速に動かすと、うまく反応しないことがあります。マウスが微細な動作を捉えすぎてしまい、誤作動が起こってしまうからです。どのマウスが誤作動しづらいかについても、やはりレビューが参考になりますが、上記のことは頭に入れておいた方がよいでしょう。
廉価なマウスにはないボタンが使えるのも、高級マウスの魅力の1つです。こうしたボタンは、マウス本体の側面に人間工学的に配置されていて、横スクロールから特定アプリケーションの立ち上げまで何でも実行できるよう設計されていることが多いです。ボタンの数や位置はモデルによってさまざまですが、これがあるとWindowsの操作や、今実行中のアプリケーションやゲームの操作がぐっと快適になります。
ボタンに割り当てる機能は、付属のユーティリティーソフトを使用して自分でカスタマイズできることが多いです。こうしたソフトウェアを使えば、Windowsに最初からあるマウスオプションよりはるかに多くのことができます。これも、買い換えるメリットになりますよね。ハイエンドのゲーミングマウスにします?それなら、まばゆく光って、さらにライトニング効果を自分の好みやデスクの雰囲気にマッチするようにカスタマイズできるものもありますよ。
有線マウスをワイヤレスのものに変える手もあります。マウスが動かしやすくなりますし、デスクもすっきりするでしょう。あるいは、エルゴノミクスマウスでも。手にしっかりとフィットしますよ(特に、マウスを左手で使う方にオススメ)。新作のハイエンドマウスに投資していちばんメリットを感じられるのはゲーマーの皆さんでしょう。でも誰にでも、良いマウスに買い換える価値はあると思いますよ。
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