2021年2月7日午前10時頃、百名山でもあり、樹氷でも有名な山形県にある蔵王(熊野岳)で、気象遭難死亡事故が起こりました。昨年2020年2月にも、気象遭難死が起きており、2年連続で悲劇が起きてしまいました。
この動画シリーズでは、今回起きてしまった気象遭難死から、気象データ、ニュース報道、地形図をもとにして、どのような状況で遭難が起きたのか?遭難者はどのように行動したのかを推理していきたいと思います。
動画その1では、気象データ、ニュース報道、地形図、登山ルートの検証から、遭難当日の状況を推理してみたいと思います。
動画その2では、その1の分析をもとに、男性の行動を推理していきます。
この動画シリーズが、気象遭難を考えるキッカケになり、このような悲しい事故を少しでも減らす事につながれば幸いです。
今回の気象遭難は、寒冷前線の通過により急速に発達した雨雲が猛吹雪に引き起こし、ソロ登山者が道迷い遭難に陥りました。遭難当日の2月7日午前10時に遭難者本人が警察に救助を要請しましたが、雪による視界不良などで捜索は難航し、発見されたのは2月12日でした。残念ながら、男性は亡くなっておりました。雪山の救助の難しさを実感するとともに、遭難者自身の判断や行動の大切さも感じていただければと思います。
蔵王(熊野岳)気象遭難死亡事故検証動画シリーズ
検証動画その1 ニュース報道、地形図、気象データから遭難状況を分析する編
検証動画その2 分析結果から遭難者の行動を推理する編