先に買っとく? 6月からJALとANAの国際線の燃油サーチャージが爆上げに…
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- 湯木進悟
気軽に海外旅行できた時代が懐かしい…。
コロナ禍で世界はすっかり変わってしまいました。LCCが大人気、まるで国内旅行の感覚で、少ない手荷物なら非常にお得な航空運賃で近場の外国へ行けたり、旅先での新たな出会いがなによりも思い出になったあのころには、もう戻れないのでしょうか? いや、あとちょっとで各国の感染状況も落ち着いて、さあ、再び旅に出られるでしょうか?
8月以降はさらに上がる?
と思いきや、ほかにも大きな問題が発生。このほどタビリスは、国際線旅客が航空券購入時に支払う燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)について、今年の6月と7月の発券分で大幅に引き上げられることを伝えました。たとえばANAについては、日本からハワイを除く北米、欧州、中東、オセアニア地域への燃油サーチャージが、片道3万7400円になるとされています。もし往復で航空券を購入するならば、1人あたり7万4800円も燃油サーチャージに追加で支払わなければならないことになりますね!
JALについてもやはり大幅な燃油サーチャージの引き上げが明らかにされており、日本からハワイを除く北米、欧州、中東、オセアニア地域へは、ANAより少しだけ安い片道3万6800円。現在は同区間のJALの燃油サーチャージは片道2万200円ですから、実に1.8倍以上に跳ね上がってしまうことになります。なお、JALはもしも2カ月間の石油市況平均が1バレルあたり6,000円を下回った場合は、この大幅な値上げを適用しないと発表。うーん、ただ、それってガソリン価格が現在の半額以下くらいに落ちるほどの下回りなので、ほぼあり得ないことでしょう。
なお、気になるのはまだその先です。今回の値上げ新料金については、たとえこの先どれだけ航空燃油価格が変動しても、6月と7月の発券分については原則このままと説明されているのですが、新たに8月以降については後ほど案内予定。どんどん原油価格が上昇し、同時にますます円安が進行していったら、もっともっと飛行機代はかさんでしまうわけです。ということは、早めに、今のうちに国際線の航空券を買っておくほうがいい? だけど、このままコロナ禍が本当に落ち着く保証なんてだれにもできやしませんし、悩ましい限りですよね?
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