1981年8月12日、IBMはパーソナルコンピューター The IBM PC(Personal Computer)を発売しました。このコンピューターはまたたく間にトップシェアを獲得して、この規格を採用した多くの互換機が発売されます。世界中のほぼすべてのオフィスで活用され、いまも多くのメーカーが発売するWindows PCも、IBM PCの進化した姿です。
このIBM PCで初めて搭載され、現在もほぼすべてのPCで採用されている共通操作が、Ctrl-Alt-Delete。すなわち、Ctrl(コントロールキー)、Alt(オルトキー)、Delete(デリートキー)の3つのキーを同時に押す操作です。
これは、コンピューターの動きが重くなり再起動(リブート)を必要とするときに使うコマンドです。それまでやっていた作業をすべてをリセットする。そんなよくない状況にあって、それはどこかすがすがしい晴れかな気分になる操作でした。
IBM PCが発売された37年前から、現在までどれだけ多くの Ctrl-Alt-Delete が世界中の企業や学校、家庭で繰り返し押され続けてきたか想像もつきません。大統領もハリウッド女優も、5歳の子どもからノーベル賞学者も押したことでしょう。
そんなハイテク時代のおまじないともいえるコマンドを、”人の気持ちの切り替え”(再起動)に応用したガジェットが、KACHA Reboot Anytimeです。