血継限界, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=990215 / CC BY SA 3.0
#NARUTO_-ナルト-
#遺伝学
#架空の能力・格闘技・武術
血継限界
血継限界(けっけいげんかい)は、漫画『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の能力である。本項には、血継限界の更なる上位となる血継淘汰(けっけいとうた)、そのまた上位となる血継網羅(けっけいもうら)についても記述する。
遺伝によってのみ伝えられる、特殊な能力または体質。基本的には血族内で受け継がれるものであるが、覚醒するかどうかは個々の素質による。また、本来資格のない者が特殊な処置により能力を得る場合もあるが、拒絶反応などの負担も抱えることになる。但しこれらは写輪眼や木遁のように発動の度に術者に負担がかかったり発動に特殊な条件が必要という点が大きく、性質変化を同時に行う能力に限り、鍛錬あるいは研究により修得が可能な例もある(四代目風影の磁遁や三代目土影・オオノキの塵遁など)。作中では血継限界として「写輪眼」「白眼」のような瞳術から、「木遁」「氷遁」のような複数の性質変化を一度に行う能力まで幅広い能力が登場する。
血継限界の一族はその強さから戦力として重用されるか、恐れられ迫害されるかの両極端な運命を辿ることが多かった事が劇中で語られている。
特殊な眼球とそれを利用した忍術(瞳術)を指し、写輪眼、白眼、輪廻眼の3つに関しては「三大瞳術」とも呼称される。開眼するのは特定の血脈に繋がる忍のみ。眼球を移植した場合でも対応する術は使用できるが、チャクラの消耗などリスクが増加する。その力の強さや宿すチャクラが「瞳力(どうりょく)」という独自の基準で表現されている。三つの瞳術の源流は全て大筒木カグヤにあり、これらは第一部のカカシの弁によると「写輪眼の源流は白眼」という形で伝わっていたようである。
【大筒木ハゴロモ、大筒木インドラ、うちは一族、はたけカカシ、志村ダンゾウ、うちはシン】
うちは一族の血継限界。開眼の条件は、うちは一族の者が「大きな愛の喪失や自分自身の失意にもがき苦しんだ時」であるとされる。その結果として脳内に特殊なチャクラが吹き出し、視神経に反応して眼に変化が現れ写輪眼になる。
開眼すると血継限界を除く「体術・幻術・忍術」の仕組みを看破でき、視認することでその技をコピーし、自分の技として使うことができる。また、動体視力も飛躍的に向上し、高速で動く物体にも対応することができる。さらに、チャクラの流れを形として視認し、性質を色で見分けることも可能で、分身と本体を識別できる。使用時は瞳に勾玉模様が浮かび、赤く光って見える。
瞳の文様は開眼時は1つであるが、開眼者が成長すると最終的には3つに変化し、この状態で写輪眼は完全なものとなる。また、写輪眼は左右揃って初めて本来の力が出せるとされる。
開眼した初期の能力は、ずば抜けて高い動体視力(洞察眼)のみであるが、術者が成長するにつれて多くの能力を有するようになる。瞳力は使用者によって個人差が大きく、開眼して間もない未熟な者が無理に力を引き出そうとするとすぐにスタミナ切れを起こしてしまう。
相手に幻術を見せる「幻術眼」、相手に催眠術をかける「催眠眼」など、数多くの特殊な能力を持つ。また、これを利用した裏技として、写輪眼の所持者同士が幻術にかけられた場合、互いに写輪眼で幻術を上書きして逃れる方法がある。
うちは一族以外の者に移植された場合、写輪眼の状態が常に維持され解除不能になるとされるが、劇中でこのケースを確認できるのがカカシのみであるため詳細は不明。
上位種として、写輪眼を持つ者が目の前で自身よりも大切な人の死を体験した時に開眼する「万華鏡写輪眼」が存在する。
【大筒木一族、日向一族、うずまきヒマワリ、小日向ムカイ、青】
日向一族の血継限界。作中に登場する日向一族のほぼ全員が開眼している。
発動時はこめかみに血管が浮き出る。第二胸骨の真後ろ以外のほぼ全方向を見渡す視野、数キロメートル先を見通す視力、物体の透視能力に長けている。瞳力が強ければ点穴を含めた経絡系の全てを見通すことができる。個人レベルのチャクラの性質も見分けることが可能で、チャクラの乱れから幻術による洗脳を見破る事ができる。このため、洞察力なら写輪眼をも上回るとされる。ただし、術者のチャクラが均等に分散される影分身の本体を看破することはできない。
白眼を酷使すると大きく消耗し、1m以内の物体もまともに判別できないほど視力が低下する(一時的なもので、休息してチャクラを練れば回復する)。また、日向の遠縁などで直系から外れているか、別の血が濃い場合は片目にのみ開眼する。
…