3.13秒! 自閉症だった青年がルービックキューブで世界記録更新
- 岡本玄介
![3.13秒! 自閉症だった青年がルービックキューブで世界記録更新](https://media.loom-app.com/gizmodo/dist/images/2023/06/19/230620_maxpark.jpg?w=1280)
ルービックキューブで人生大逆転。
6つの面にバラけた赤や青の色を揃える、シンプルな立体パズル「ルービックキューブ」。誰もが手に取って遊んだ経験があるかと思います。
世界では最速で6面を揃える大会が行なわれているのですが、6月11日に3.13秒で世界記録を更新した青年が現れました。
最初からクライマックスだぜ
カリフォルニア州出身で21歳のマックス・パークさんが挑んだのは、最もスタンダードな3×3×3の競技。2018年に中国のYusheng Duさんが叩き出した3.47秒を0.34秒更新し、会場を大いに沸かせました。
これまでのマックスさんが持っていた記録は3.63秒で、それでも世界第2位でした。1位になるのも時間の問題だったのでしょうね。
世界記録への道
マックスさんがなぜルービックキューブの達人になれたのか? それはお父さんが説明されています。
彼は元々自閉症で、コインも摘めずボトルのフタも開けられないほど不器用だったのだそうです。そこで7~9歳ごろに、親が指先の訓練にとルービックキューブを与えたのがきっかけだったのだそうです。
人との関わり合いも苦手だったので、ルービックキューブのコミュニティーがあることを知った親は、息子のコミュ力向上のため大会に参加させたり、仲間を作るよう働きかけました。
それが実を結んだのか、2度目の大会で優勝。他の入賞者は高校生か大学生くらいなのに、小学生のマックス君が彼らを負かしたのでした。彼の王者への道のりは、ここから始まったのですね。
他にも記録を持っている
ちなみにマックスさんは、4×4×4も5×5×5も6×6×6も、7×7×7までのキューブにおいても世界記録を保持しており、Netflixのドキュメンタリー『The Speed Cubers』に出演したこともあります。
たった1つの立体パズルが人生を変えるだなんて、何があるかわかりませんね。早速1個買ってこようかな?
疑惑のチェスプレイヤー、調査の結果100以上の試合で不正をしていた可能性
ニュースとなったチェスの試合での不正行為。実はもっと多くの不正があったのではないかという調査結果が出てきて、チェス界が震撼している。
https://www.gizmodo.jp/2022/10/cheating-in-chess.html
Source: YouTube (1, 2), People, Guinness World Records via Futurism