デジタル庁から行政手続きを分かりやすくする統一アイコン
- 岡本玄介
もういらすとやに頼らなくて済む。
たとえば交通標識なら全国どこでも同じで、一時停止や法定速度などの情報が見ただけで分かります。ですが行政手続きはそういうビジュアルがなく、専門的だし複雑だしで、慣れない人にはチンプンカンプンなんですよね。
マイナンバーに関連するデジタル手続きも専門用語が多く、機械に疎い人だけでなく得意な人にも「?」ということがザラです。
そうした混乱を交通整理しようと、デジタル庁が公式なアイコンとイラストレーションを作成しました。
これまで地方自治体や民間サービスでバラバラだった表示が、やっと統一されるようになります。
みんなが瞬時に識別できるのは大事
アイコン類はPNG形式で360個、SVG形式で120個、イラストはPNG形式で74個がZipでまとめられ、誰もがダウンロードできるようになっています。
イラストは簡素な人物が窓口でマイナンバーカードを提示していたり、郵便物を投函していたり、証明写真を撮影している様子などがあり、役所の看板や書類の図柄として使うのに適していそうです。
アイコンも同様ですが、「家族」や「子供」、「予防接種」や「口座」などの生活系、「証明書」や「パスワード」などのセキュリティー系、「入国」、「出国」、「所持品」など空港で使うような入出国系、そのた収支や印鑑や請求書や書類といった事業系、申請や電子申請などの手続き系、スマホのタッチスクリーンでありそうなシステム系などがあります。
これらを組み合わせれば、多くの人たちが難しいニホンゴを読まずとも視覚的に理解できるという寸法なのです。近々、私たちもお役所で見かけるようになるかと思います。
やさしいデジタル化を目指す
「欲しいモノがないから作って!」という声にも応えるそうなので、現場で使う側の実用的な意見で、これからもっと使いやすく分かりやすいアイコンやイラストが生まれることでしょうね。
今日からパスポートがオンラインで更新できる(受け取りは窓口)
マイナンバーカードがあればパスポートの更新手続きがオンラインでできるように。ただし受け取りは窓口まで行かなければならない。
https://www.gizmodo.jp/2023/03/passport-renewals-are-now-available-online.html