試乗せずに即決した「ランドクルーザー80」が相棒になってから、豊かなオフを過ごしてます
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- 山田卓立
カーシェアやレンタカーが充実している今、都会暮らしでクルマの必要性を感じている人もそう多くないのでは?
とはいっても、「クルマのある生活」は体験してみないとわからないもの。このご時世クルマを買う理由は、何も移動手段としてだけではありません。「趣味の一つとして」「ファッションとして」「人生の転機だったから」と人それぞれいろんなストーリーがあるんです。
大阪から9時間…苦労して手に入れた「ランクル80」
出版業界からキャリアをスタートして、現在はwebライター・編集者として活躍する山田竜大さん。週末の過ごし方は、もっぱらキャンプやパックラフト(川下り)、SUPとどっぷりとアウトドアに浸かっているそう。
今や月に2〜3回はキャンプに繰り出し、テントサウナや川遊びを堪能しているようですが、このアウトドア熱に拍車をかけたのが、6年前に購入したトヨタ「ランドクルーザー80」(通称:ハチマル)でした。
もともと学生時代にもクルマを持っていましたが、働き出して手放してからは乗る機会もなく…でも、昔から「ランクル」には憧れがあって、一念発起して250万円を奮発! 大阪府茨木市のお店のHPで発見して実物を見る前に即契約してしまいました。
これまで同じものを実物で見たことがないという、デカール(車体の装飾)に心を奪われたのも即決した理由の一つ。絶妙なレトロ感がたまらないんだそう。
そんな出会いを経て、慣れない車高の高さとマニュアル運転を駆使しながら大阪から8時間もかけて東京へ帰還。今ではそんな車高や、マニュアルらしい“運転している感じ”が病みつきなんだとか。
アウトドアで欠かせない相棒に
旧車のため燃費の悪さや故障は多少あるものの、趣味のアウトドアでは「ランクル80」が大活躍。
走りの安定感やキャンプサイトでのオフロードの強さはもちろんのこと、キャンプシーンでの映えやインパクトはランクルならでは。キャンプサイトでは実際にクルマ好きから声をかけられることもあるんだそう。
たったの1泊のキャンプでも、お隣さんがけっこう気になることがあるんです。そういう時に、クルマを話のタネにしてコミュニケーションが取れたりすると、お互いに気持ちよくキャンプができたりしがちなので、そういう面でも役に立っていますね。
キャンプ以外でも、今年の春は屋根につけているルーフキャリアに乗って贅沢な皆既月食鑑賞をしたそう。クルマがあるからこそ生まれた自分だけの空間ですね。
趣味をさらに広げたランクル80
「クルマの存在が趣味のアウトドアをより充実したものにしてくれた」と山田さん。アウトドアへのこだわりは並大抵ではありません。
通常のキャンプギアに加えて、テントサウナやパックラフト&SUP用のボートが積み込めるのは収納力のあるランクルだからこそ。
もちろん、「趣味としてのクルマ」の楽しみはありますが、今はそれよりも「趣味を拡張する箱」としての存在が大きいですね。アウトドアのギアの一部を収納するスペースにも活用しているため、まさに移動する「趣味の部屋」という感じ。
webライター・編集者という仕事柄、メタバースやVRをはじめ、ITガジェットなどにもアンテナを立てている山田さんですが、「自分にとってはフィジカルで楽しめるアウトドアに勝るものはない」と話します。
クルマを相棒に趣味を最大限に楽しめる。それが山田さんにとってのクルマを持つ理由でした。
Photo: 内山めぐみ, 山田竜大
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