ティーンが安心して使えるように…Discordが安全策を強化
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- Maxwell Zeff – Gizmodo US
- [原文]
- ( 福田ミホ )
安全あっての楽しさだから。
メッセージアプリのDiscord(ディスコード)が、10代のユーザー向けの安全策「ティーン・セーフティ・アシスト」を発表しました。要注意なメッセージに対しアラートを出したり、画像にボカシを入れたりといった機能です。また、10代だけでなく皆が安心して使えるように、ルール違反に対する警告システムも導入されました。
Discordは先週、モバイルアプリのアップデートやサブスクリプションの内容拡充などと併せ、サービス利用にあたっての安全策を発表しました。
「こうしたDiscordのアップデートは素晴らしいですが、Discordを安全だと感じられなければ何も意味がありません」と公式ブログにはあります。
10代向けのティーン・セーフティ・アシスト
Discordが発表した安全策は大きく分けて2つあり、1つめが10代向けにデフォルトで有効になるティーン・セーフティ・アシスト。その機能の1つは、Discord上でセンシティブな画像がティーンユーザーに共有された場合、自動でボカシを入れるというものです。Apple(アップル)でも2021年から性的画像を含むメッセージにはボカシを入れていて、Discordもそれに倣ったのかもしれません。
また、新規に誰かからメッセージを受け取った場合にアラートを出す機能も追加されます。アラートには、メッセージの相手に返信したいか、ブロックしたいかを確認するプロンプトが入っています。2024年にはさらなる新機能も追加されるとのこと。
Discordのプレスリリースによれば、Discordは毎月1億5000万ユーザーが使っています。そして調査会社のStatistaによれば、そのうち22.2%が16〜24歳だそうです。Discordを使える最低年齢は13歳ですが、中心になってるのはもう少し年齢層高めの25〜34歳の層で、42%以上を占めています。
何が問題かはっきり警告
そこでもう1つの安全策、ルールを守らない人への警告システムも発表されました。
これはDiscord上のルール違反者に対し、どんなルールを破ったのかと、警告だけで済むのか、アカウント凍結などのより強い措置になるのかをDMで知らせるものです。問題があった場合にこっそりシャドウバンとかじゃなく、何がいけなかったかはっきり言ってくれるってことですね。
ちなみに、警告だけじゃ済まないルール違反とはどんなものかというと、「暴力的な過激主義や、子どもを性的対象とするコンテンツ」に対しては、今までもこれからもゼロ・トレランスだとしています。
これらの安全策は今後数週間で全世界へロールアウトしていきます。「より安全なインターネットを作り出すことが、我々の集団としてのミッションの中心にあります」と公式ブログにはあります。
Discordでは社員の15%ほどが安全性確保のためのチームに属しているそうで、安全性情報に特化したSafety News Hubも運営しています。
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