使い捨てカイロよりあったかい。ほぼメンテナンスいらずです
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19,028
- oh!ga
最近、過ごしやすいかと思えば急激に寒くなったりと気温が安定しないですね。寒いときは、厚着はもちろんですが、カイロなんかあると手先が温かくていい感じ。
でも使い捨てカイロは、袋や使用後のカイロがゴミになるのが個人的にはあまり好きではないため、僕は使い捨てではないタイプを普段使いしています。
1923年からあるオールドスタイル
それが「ハクキンカイロ」です。 外観は大きいジッポーライターのよう。 使い方は簡単。
蓋を開けたら着火口を外し、カップで中にベンジンを流し込みます。着火口を戻したらマッチやライターで5秒ほど炎を当てるとあったまり始めますよ。だいたいベンジンを2カップ分ほど入れると24時間暖かさが続きます。
使い捨てカイロにもよりますが、だいたい12時間程度の持ち時間に対して、24時間という長時間の持続性は魅力的。丸一日、使い続けられるのはありがたい。100年前から愛されているのもわかりますね。
熱量が高い
持続性については先に触れた通りですが、ほかにもハクキンカイロのメリットも。ゴミが出なくて環境にやさしいこと、家の中で眠っている大量の使い捨てカイロの収納スペースが不要です。なにより単純に熱量が高くて使い捨てカイロよりあったかいんですよね。
温まってくるとアツアツのお茶をいれたカップくらいの熱がでます。素手で触ると「熱っ!」となる温度ですが、ほんとに手がキンキンに冷たいときはこの熱がありがたい。
熱すぎる場合は付属のカバーを使えば、ほんのりじんわりの暖かさをキープできますよ。ただ、火をつける火口部分の温度は130度にもなります。ここは直接触ると確実に火傷するので気をつけてください。
メンテナンスは基本的に燃料補充だけ
メンテナンスについて、普段使う分にはベンジンの補充のみ。「暖かくならないな」と感じたら、カップを使ってベンジンを入れるだけ。ライターがつかなくなったらガスを入れるのと同じ感覚です。
他にメンテナンスが必要な部分としては、火口は2年ほど、本体内の綿部分は5〜10年ほどで劣化して着火しなくなりますが、別々に後から購入も可能なので交換しながら使い続けることができます。それ以外は基本的にメンテナンスフリーで使い続けることができますよ。
補充の際の注意事項として、燃料のベンジンは非常に燃えしやすいので、補充の際に本体にベンジンがかかったり、周囲にこぼれた際はよく拭き取ってください。本体がベンジンに濡れた状態で着火すると引火の危険性があるので、ここはしっかり確認しましょう。
すぐに消せない&燃料の取り扱いには注意
ライターは吹けばすぐに消えますが、このハクキンカイロ。一度点けると酸素の供給があり続ける限りベンジンがなくなるまで燃え続けます。何が言いたいかというと、すぐに消せないんですよね…。
ただ、空気を遮断すれば消えます。ちょうどダイソーのスチール缶がジャストフィットのサイズなので僕はこのスチール缶をケース兼消火用として使ってますね。
自分好みにステッカーなのでカスタムするのも愛着が出て良い感じ。ジップロックなどでも空気を遮断できれば消火できますがちょっとビニールは怖いな…という気持ちがある方はスチール缶はおすすめです。
冬のお出かけのお供に
普段使いの際には胸ポケットに忍ばせておくのがおすすめです。上着のポケットだと暖かさを実感し辛いですが、シャツの胸元に入れるとじんわりとした暖かさが気持ちいい。 また、バイクや自転車に乗る方は手先や顔が尋常じゃなく冷えるので、持ち歩いて信号待ちなどで手や顔を暖めるのも効果的な使い方です。
まだまだ冬本番なので、おでかけのお共に連れて行って温まってください。
Photo: oh!ga