続・分散型SNS「Bluesky」って今どうなってるの?
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- ヤマダユウス型
Twitter(現X)の共同創業者のひとり、ジャック・ドーシーが立ち上げたSNS「Bluesky(ブルースカイ)」。皆さん、やってます?
僕はリリース当初からのんびり続けてるのですが、当時と比べて今は機能面でもかなり充実してきました。まだ招待制なこともあって、まだまだユーザーは少ない印象。
個人的に、最近のXの雰囲気がしんどいんですよね(インプレゾンビとかとか…)。情報ツールとして使ってはいますが、自分が共同体の一部として楽しめるかっていわれるともうきつい。SNSの楽しさってなんだっけ…?
一方のBlueskyですが、こちらは過疎い一方でTLの流れも穏やか。過激な情報も少なく、閲覧していて心がギスギスしてこないと感じたのが最近の話。
というわけで、僕の観測範囲での話しになりますが、最近のBlueskyについて紹介します。「そもそもBlueskyってなに?」という疑問についてはこちらの記事が極めて参考になるので、併せてどうぞ。
ユーザー数について
SNSでもなんでもそうですが、ユーザーがいないと盛り上がりません。Blueskyのユーザー数は11月に200万人に到達したそうで、僕の観測範囲でも数ヶ月前より賑やかになってきた実感があります。ちなみにXは2022年末時点で約5800万人ですが…。
BlueskyのTLは、フォローしているユーザーを見る以外にもレコメンド系やトレンド系の提示があります。ここの賑やかさというかネタ感みたいなものが「2年目のTwitter」に近いですね、最近の盛り上がり方的に。
これも個人的な話しですが、かつてはTwitterで「お昼ご飯なう」と画像付きツイートしてたノリも、今のXだと野暮な反応される懸念がありません? そうなると「そもそも自分はご飯の写真を見せたいのか? そこまでして?」とか考えてしまう。
現状のBlueskyは、ご飯なうのノリが楽しめる時期かな、と。「食べれない人もいるんですよ!?」な反応を懸念するほど人がいないともいえますけど。この空気感はネットがマイノリティの所有物だった時期に近いものを感じる。
機能について
2023年12月21日頃に、Blueskyのアイコンが青空から青い蝶に変わりました。公式ブログによると、変容の象徴として蛹から羽化を減る蝶を採用したとのこと。あと、蝶の絵文字を使う人が多かったのもあるそうな。
12月26日頃にはVer1.61がリリースされ、アプリ内でのYouTube動画再生や各種ストリーミングアプリの埋め込み、投稿の非表示(ベータ版)などが実装されました。1.60ではログインなしでの検索、RSSフィードの取得などが可能に。
さらにXと同じようなリスト機能や、興味のあるトピックを追うフィード機能などもあります。フィードは特にお気に入りの機能なのですが、まだジャンルや投稿がそれほど多くないのが難点。ここはユーザー数の少なさがモロに出ちゃってるなぁ。
堅実なアップデートを経て、完成度が高いSNSに近づきつつあるのは間違いありません。僕はTLとDiscover、それに好きなゲームのフィードを追ってますが、ユーザーの生の声が確認できて概ね満足です。
「あの頃のSNS」まっただ中
Xと同程度の情報量をBlueskyに求めようとすると、物足りなく感じるのは間違いなし。でも、使っていて落ち着くというか、精神的に疲れにくいというか、情報以外の体験の質みたいなのはBlueskyの方が心地良いですね(過疎いだけかもしれないけど…)。
なので、情報を浴びたいときはX。SNS的な緩やかな繋がりを眺めたいときはBlueskyを見るようにしています。SNSが自分の生活に与えるであろう影響はあるだろうし、そこを自分なりにコントロールしたいなと。
これからBlueskyとどう付き合っていくかは、僕もずっと思案しているところです。そもそもSNSに何を求めていたのか、繋がりなのか情報なのか。正直、Xはもうインフラだと思うので、趣味として楽しめるSNSを開拓したいですね。
分散型SNS「Bluesky」って今どうなってるの?【7月7日更新】
かつてTwitterのCEOを勤めたジャック・ドーシー氏が関与し“Twitterの代わり”として機能してくれそうな分散型SNS「Bluesky」(ブルースカイ…
https://www.gizmodo.jp/2023/04/bluesky-now.html
Source: Bluesky
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