汚れてもいいって新しい。この布団、家で洗えるんです
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- 中川真知子
「毎日」に偽りなし。
人って寝ている間にコップ1杯分の汗をかいているんですって。それが布団にしみ込んで、ダニの温床になっているとしたら…。うわ、想像するときったない。晴れた日は干すようにしていますし、布団乾燥機も使ったりしますが、それだけでいいのでしょうか? コップ1杯分の汗、洗い流したいんですけど?
でも布団を洗うって簡単なことじゃありませんよね。ある程度の汚れは諦めるしかないのでしょうか?
どうやら、そうでもないみたいんです。ベターデイズラボが商品化した布団セット「毎日、洗える、ふとん。」なら、文字通り毎日洗えるんです。
1週間くらい使ってみたのですが、「洗える」という事実だけでこんなに気持ちが楽になるなんて思いませんでした。
オネショも粗相もアレルゲンもドンとこい
お布団は洗えないもの。仮に洗っても完全に乾くのに時間がかかるもの、というのがこれまでの常識。 だから「毎日、洗える、ふとん。」なんて言われても、眉唾物のように聞こえますよね。
この布団が毎日洗える理由は、外側から「特殊撥水加工」、内側から「特殊ポリウレタン皮膜防水加工」が施されているから。マットレスもお布団もこの加工がされていて、どちらもシャワーで洗い流すことができるんです。
洗うのを簡単にするために、お布団もマットレスも3つのインナーパックで構成されていて、メッシュホルダーの中に納める構造になっています。
だから、汚れた部分だけを取り出して洗うことが可能なんです。
インナーパックは、糸による縫製に加えて、生地の間に特殊なテープを挟み、熱で溶着することで密閉する特殊な「ダブル圧着縫製」を採用しているそう。これにより、ダニやダニのフン、死骸、花粉や汗の汚れが布団の内部に侵入しないのだそう。
実際に洗ってみましたが、マットレスも布団も中に水を浸透させることはなく、表面を綺麗に洗い流してくれる感じ。水はすぐに拭き取れるので、ベランダで乾かす必要性も感じなかったです。洗っても乾いたタオルで表面を拭き取ればすぐに寝られるんじゃないかってレベル。
だから、夜中にオネショされちゃった、朝起きたらヨダレがダラっと垂れていた、ペットに粗相されちゃったなんてことがあっても大丈夫。雨の日だろうと夜中だろうと、風呂場でザーッと流して拭いて終了〜なんです。
寝心地は悪くないけどクセがある
洗えて清潔、ストレスフリーというのは分かりましたが、お布団なんだから寝心地が気になりますよね。というわけで筆者が実際にガッツリ寝てみました。写真は製品が裸の状態ですが、市販の布団カバーやマットレスカバーを使うことも可能です。
まずメッシュなので、コットンのようなスムーズな感触とは異なります。しかし、そこまで気になるほどではありませんでした(筆者が大雑把すぎるのかな)。掛け布団のインナーパックも、特殊加工が施されているという割に、ごわつきはなし。
ただ、筆者の寝相が悪いのか、メッシュホルダーの中でインナーパックが偏ってしまい、つなぎ目に隙間ができてしまったのが気になりました。いや、今のように暖かい季節ならギャップを体感するほどではありませんが、冬場はここがスースーするかな、と。
メッシュホルダーの内側は滑り止め加工がされているので、ズレにくくはなっているんです。なので、寝相がいい人は綺麗なままかもしれませんが、如何せん筆者は布団を足でモゾモゾする癖があるので、動いちゃうんですよね…。
マットレスは、高反発。筆者はニトリの高反発マットレスを使っていますが、「毎日、洗える、ふとん。」のマットレスは、比較的薄めで、硬めです。
初めて試したのは昼寝の時でしたが、入眠もスムーズでした。ただ、一晩寝た時はマットレスの硬さに体が慣れていなかったからか、違和感があったかも。まぁ、これはどんなマットレスでも経験することですね。
それと、掛け布団同様にインナーパックの間にはやはり隙間が発生してしまうので、マットレスカバーはあったほうが無難かもしれません。
収納場所に困らない
一般的な布団セットはかさばりますが、「毎日、洗える、ふとん。」のマットレスは薄いし、掛け布団は3つに折り畳みやすいので、収納場所を取らないと思いました。
本格的に暑くなり、掛け布団が必要なくなったら、3個に分けて保存ポーチに入れることができます。布団圧縮袋の出番なし。子ども用寝袋以下のサイズになるので、収納の隙間に入れることが可能です。
マットレスすら必要なくなってしまいたくなったら、もっと小さく畳むことができるんです。厚みはでますが、とってもコンパクトに!
気持ちが良いと、気持ちが楽
「毎日、洗える、ふとん。」を使ってみて、自分が布団を使うたびに、洗えないのに汚してしまったらどうしよう、と緊張しながら寝ていたことに気づきました。
ほら、女性の場合、月に一度汚してしまう確率がグンと上がる日があるじゃないですか。寝ていても心配で夜中に起きてしまうことがあるんですよね。
それ以外でも、ネコに粗相された経験から、「またやられたら嫌だな」と思いつつ眠りにつくわけです。これまで、当然のように受け入れていた感情でしたが、「洗える」のと、ダニや花粉といったアレルゲン、汗が含まれていない清潔な布団で寝ているという心地よさや安心感があると、寝ている時のプレッシャーを感じずに済むので気持ちが楽になることを知りました。
トイレトレーニング中のお子さんの布団としても最適ですよね。夜中の「やっちゃった…。」に対して、バスタオルを何枚も重ねて応急処置し、次の日が晴れであることを祈った日を思い出すと、「毎日、洗える、ふとん。」は救世主みたい。
シングルサイズの掛け布団、マットレスはそれぞれ4万480円。安い部類ではありませんが、人は人生の1/3を寝て過ごしていると考えればお安いと考えられるかも。天候に左右されず、メンテナンスができて、とにかく清潔なお布団で寝たいという方には超おすすめですよ。
Source: 毎日、洗える、ふとん。
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