まるでゲーム画面! NBAの新カメラ技術を体験せよ
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- Phillip Tracy – Gizmodo US
- [原文]
- ( 塚本直樹 )
PS5かと思いました
「不気味の谷」という言葉は、まさにこの技術のためにあるのかもしれません。NBA(全米バスケットボール協会)のブルックリン・ネッツ VS ダラス・マーベリックスの試合にてESPNが採用した「ボリュメトリックビデオ」は、人間のプレーヤーをビデオゲームのキャラクターのように変えてしまったのです。下の動画では、新しい映像技術「CourtView」の凄さを体験することができます。
The Nets and Mavs went bucket for bucket down the stretch before Dinwiddie’s #TissotBuzzerBeater
Relive the best plays from Mavs vs Nets via NBA CourtView, a new immersive experience using 3D technology! pic.twitter.com/14HEBHRKQx
— NBA (@NBA) March 17, 2022
100台以上のカメラを駆使
キヤノンの映像技術「フリービューポイント(Free-Viewpoint)」によって実現したCourtViewでは、コート周辺に設置された100台以上のデータキャプチャーカメラから映像を取り込み、プレーヤーの動きを追跡します。そしてそれらを組み合わせてリアルタイムの3Dモデルを作成し、ビデオゲーム『NBA2K22』のように選手を描写できるのです。この多次元映像技術により、放送局はコートのあらゆる角度からのリプレイ、ハイライト、リアルタイムのプレーを放送することが可能です。
この新放送技術では独自の制作チームとコメンテーターを利用し、ブルックリンのバークレイズセンターから収録された実際の音声を合成して、よりリアルなものへと仕上げています。そして完成した映像は、奇妙な歪みやギザギザのエッジ、平坦で生気のない観客など、10年前のビデオゲームのようなものでした。
This is worse than NBA 2K Mobile
— BallZtalk (@BallZ_Talk) March 17, 2022
まだまだ進化の余地はあり
この新技術に対する反応は、少なくともSNSを見る限りあまり良くはありません。その理由は、不気味の谷とも呼ばれる混乱や不快感によるものです。しかし、試合を3Dで見られることに価値を見出している人もいます。とあるTwitterユーザーは、「CourtViewでは選手の間隔をより的確に把握できます」とも評価しています。
不気味の谷がそうであったように、この技術は伝統的な実写映像を補完するものとして、熱心なスポーツファンに受け入れられることでしょう。しかし、より多くの人に受け入れてもらうためには、まだいくつかの技術的なハードルを超える必要があるようです。
What the fuck is this stupid NBA Courtview bullshit? @espn Where can I watch the regular broadcast? This is awful
— Chaz (@Chazzy_Bear214) March 16, 2022
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