すべてのメッセージアプリで既読をオフにする方法
- David Nield – Gizmodo US
- [原文]
- ( 塚本直樹 )
プライバシーって、大事です。
現代のチャットアプリには、送信したメッセージが見られたか、さらには相手がメッセージをいつ見たかを知らせる開封確認(既読)が搭載されています。しかしそんなことを気にしてばかりいると、息が詰まってしまう…。そこでここでは、開封確認を無効にする方法をお伝えしましょう。
なお開封確認を無効にすると、他人がいつ自分のメッセージを読んだかがわからなくなるという、トレードオフがあります。そのための代替案もいくつかあるのですが、確実というわけではありません。
iMessage
iMessage全体の開封確認をオフにするには、iPhoneの設定アプリを開き、メッセージ→開封証明を送信を選択します。また、個々の会話に対して既読のオン/オフを切り替えることもできます。この設定は会話を開いて画面上部の連絡先をタップし、「開封証明の送信」を選択します(デフォルトでは、システム設定となっています)
WhatsApp全体の開封確認をオフにするには、設定(Androidでは3つのドット)」をタップし、アカウント→プライバシー→開封確認を選択します。ただしWhatsAppのグループ会話では開封確認が常にオンになっているため、開封確認をオフにする方法はありません
Signal
チャットアプリのSignalでは、左上のプロフィール画像をタップし、設定(iOSの場合のみ)→プライバシー→開封確認を選択すると、オフにすることができます。この設定は、すべての会話に適応されます。Signalには開封確認のすぐ下に、タイピングインジケーターという別のオプションがあり、こちらもオン/オフの切替が可能です。
Telegram
Telegramでは、実は開封確認をオフにする方法がありません。できるのは、オンライン/オフライン状態を特定の人/全員から隠すことだけです。まずメニューボタン(左上)をタップし、Androidでは「設定」、iOSではメイン画面の「設定」を選んでください。そしてプライバシーとセキュリティ→最後に見た時とオンラインを選び、リストの中から設定する必要があります。
Instagramでも、既読をオフにすることはできません。しかし、最後にアクティブだった時を隠すことはできます。右下のアカウントアイコンをタップし、右上のメニューボタンから設定→プライバシー→アクティビティンボステータスから、該当するスイッチをオン/オフできます。
TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)に既読を表示させたくない場合は、アプリを開いて左上のプロフィール画像→設定とプライバシーをタップ。そしてプライバシーと安全性→ダイレクトメッセージを選択すると、開封確認を表示するのスイッチがあります。なお、リクエスト(フォローしていない人からのメッセージ着信)には、既読受信は表示されません。
Google Chat
Google Chatではアプリで開封確認をオフにできません。ただし、自分のステータスを離席に設定することはできます(設定はアプリ左上隅のメニューボタンをタップ)。これで、あなたの状態を他人から隠すことができます。
Google Messages
Pixelスマートフォンのデフォルトメッセンジャーこと、RCSに対応したAndroid向けアプリことGoogle Chatでは話は異なります。設定とチャット機能を選択することで、既読確認の送信のスイッチをオン/オフできます。また、タイピングインジケーターの設定も切り替えられます。
Facebook Messenger
Facebook(フェイスブック)のMessengerでも、既読をオフにすることはできません。ただしプライバシーを守るためには、自分のステータスを隠すことができます。自分のアカウントのアバター(左上)をタップし、アクティブなステータスを選択すると、変更のためのスイッチが存在します。
回避策
メッセージを読んだことを知られずに、しかし実際に読むには、通知プレビューを読んでその後にアラートを消去する方法があります。しかしこれでは長文が読めないため、長いメッセージの場合には効果的ではありません。
Androidのチャット通知で表示されるテキストの量を変更するには、「設定」「通知」を選択し、「ロック画面での通知」と「機密性の高い通知」を有効にすると、できるだけ多くのメッセージが表示されます。
iOSの場合は「設定」アプリを開き、「通知」「プレビューを表示」が「常に」に設定されていることを確認します。通知画面から、あるいは個々のチャットアプリから、常に画面上のバナーとしてメッセージを表示するように設定することもできます。
次の方法は、チャットアプリを開いてメッセージを読む前に、機内モードにする方法です。この回避策が使えるかどうかは、着信メッセージがローカルにキャッシュされているかどうかに依存します。また、機内モードではさまざまな機能に制限があります。さらに、通知モードをオフにすれば開封確認が送信されてしまいます。
これらの回避策は理想的ではありませんが、メッセージを読んでからそれに応答するまでの時間を少しでも稼ぐことができます。特に開封確認をオフにする機能がないチャットアプリの場合、この方法が有効です。
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