iPadのプロは余白の使い方がうまい #TodayatApple
- 巽英俊
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現代人は常にデザイン力が問われています。
「いや、私はデザインとか関係ないですから」なんてすっとぼけていても、やれプレゼン資料だ、PTAのお知らせだ、お店のチラシだと、日常生活でもさりげなくデザインっぽいことをしなければならない局面は訪れます。
学生さんならなおさらでしょう。あと1カ月ちょっとで新学期もスタートということで、素敵なノート作りやレジュメ制作のために、ここはデザインスキルを爆上げしておきたいところです。
Apple Storeで行なわれている無料のクリエイティブセッション「Today at Apple」。今回はApple Store丸の内で、デザインスキル向上のために「ワクワクするノートを作ろう」というプログラムが開催され、Gizmodoもこそっと潜入してきました。講師を務めてくれたのは、以前も登場していただいたamity_senseiです。
iPadでお絵描きをamity_senseiが指南。そしてティム・クックも来ちゃった! #TodayatApple
iPadで広がる可能性。Apple Storeでは、iPhoneやiPadを使ったデザイン、音楽、写真、映像制作などのトレーニングセッション「Today at…
https://www.gizmodo.jp/2022/12/today-at-apple-amity-sensei-with-tim-cook.html
今回のToday at Appleは大盛況で、立ち見も出るほど。オンライン参加者も1,000人を超えていたということで、注目度が高かったことが伺えます。
お題としてはiPadとアプリ「GoodNotes」を使って、「ハンバーガーのレシピノートを作ってみよう」というのがamity_senseiから出されました。ポイントとしては
ハンバーガーの絵をカラフルに描く
文字をきれいに&かわいく書く
全体をオシャレにレイアウトする
ってところでしょうか。
極意は手書き文字と「余白」
まずはハンバーガーの写真をトレースする要領で、イラストを描いていきます。アウトラインをペンで描いたら彩色ですが、amity_senseiによると少々はみ出ても気にせず、勢いで一気に塗っていくことが大事。とにかくノートは素早さ重視です。
さらに立体感を出すために影を意識すると、イラストに深みが生まれてきます。この辺はamity_senseiのYouTubeチャンネルにもさまざまなヒントがあるので、参考にしてみてください。
デザインする上で多くの人のお悩みは、「手書きの文字がいまいちカッコよく書けない」ってところでしょう。オシャレな文字を書くにはある程度の練習が必要ですが、amity_senseiはベースラインと傾きに気をつけて書くようにしているんだそうです。あとアルファベットは文字の高さにこだわると、全体がきれいに見えるようです。最初はとにかく練習あるのみ!
さらにデザインで大事なのは「余白」。とにかく全体にびっしり詰まっていると、暑苦しくて読みにくくなります。文字やイラストを配置する上で、意識して隙間を作ることは重要です。
こうしたamity_senseiのアドバイスを受けながら、ほとんどの人が1時間半ほどのセッションでそこそこいけてるノートを作り出せていました。iPadとApple Pencilの組み合わせはとっつきやすいし、やはり万人のクリエイティブセンスを伸ばすのに格好のツールだと感じました。
ちなみにamity_senseiの小学生向けiPad専門クリエイティブスクールでは、4月からの新たな受講生を募集しています。教室は京都ですが、遠隔地からオンラインでの参加も可能なので、小学生のお子さんがいる方はチェックしてみくださいね。