入れるだけでソースや醤油がさらにおいしくなる魔法の容器
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- 山﨑 舞
料理で難しいと感じていたのが味付け。適当に味付けをして「なんか薄い……」「しょっぱい!」を繰り返す日々です。
そんなズボラな筆者が、ワンランク上の味付けができるようになったんです!
醤油を入れて熟成するだけ
きっかけになったのが、たまたま見つけたウェルカムジョン万カンパニーの「だしが良くでる宗田節」。
これは、自分で醤油を入れて熟成させる「だし醤油キット」! 目を引いたのはその見た目です。
ドレッシングのような容器に鰹節の塊が入っています。使っているのは宗田節というマルソウダガツオの鰹節なのだとか。だし醤油は旨味が強くておいしいと知っていましたが、家でつくるという発想はありませんでした。
出汁をとって醤油を割るなんて、時間も手間もかかるし分量もわかりません。
このだし醤油キットは、とにかく手軽。
蓋を開けて、鰹節が隠れるくらいまで醤油を入れます。あとは冷蔵庫で10日ほど熟成させるだけ!
蓋には日付と何を入れたのか書き入れられるので、「いつから入れたっけ?」と悩む心配もありません。
どんな味になるかワクワクしながら10日ほど熟成させました。
玉子焼きの味がカンタンに決まった!
まずはそのまま味見をしようと、小皿に出してみました。
まずこの時点で香りがすごい!
味見をしてみると、だしの旨味が口いっぱいに広がります! 入れた醤油は、スーパーで安く売られていたものなのに……。
高級なお店でお刺身と一緒に出されるような、上品で旨味も香りも濃厚な醤油に変わりました!
色味などは熟成前の醤油と変わりません。色や濁りなどには変化がないので、料理を選ばず使えます!
これを使ってつくってみたのが、玉子焼き!
お弁当用に醤油ベースの玉子焼きをつくる機会がありますが、味付けが難しいんですよね。
だし醤油を使う場合は、ささっと醤油を入れるだけ。
「色がちょっと変わったな」くらいまで入れました。
できあがりはこちら。黄身の色が濃い卵を使ったので「ほんのり茶色いかな」という程度です。
食べてみると、これは店の味!
出汁の旨みと醤油の味が卵のまろやかさと混ざり合っています。塩や胡椒など他の調味料は入っていないのに、風味が豊かな卵焼きです。
他にも刺身醤油として使ったり、きんぴらごぼうや佃煮をつくったりしましたが、どれも自分でつくったと思えないほどおいしくなりました。
焼きうどんもおいしくできちゃった
実は醤油以外にも、ポン酢やめんつゆ、ウスターソースを入れて熟成するのもOK!
なかでも味の予想がつかない、ウスターソースを入れて10日間熟成しました。
熟成後の味をみてみると……なんだかまろやか! 鰹出汁の味を感じるのはもちろん、ウスターソース特有の酸味の角がとれたような印象です。
とはいえ、フルーツや野菜の甘みは健在。普通のウスターソースが屋台のお馴染みの味だとしたら、だしウスターは上品で奥行きのあるリッチな味わいです。
焼きうどんをつくってみると、大正解!!
焼きうどんはソースだと酸っぱく感じたり、醤油だと色が薄いのに味が濃くなってしまったり、味付けが難しく感じていました。
だしウスターソースだけで味付けをしたのに、手間がかかっているような上品な味わいです。
こんなにおいしいひと品が家でつくれるなんて……ズボラでも料理上手になれちゃいました!
注ぐときだけ注意しよう
使ったら、醤油やウスターソースを鰹節が隠れるくらいまで継ぎ足せば約1年使い続けられます。
注意点は、注ぎ口が少し大きいこと。
料理に使うには問題ないのですが、お刺身やお寿司などに少しだけかけたい時は、かけすぎ注意です。
冷蔵庫に入れておくだけで、何かと使える便利調味料。手放せなくなりそうです!
Photo: 山﨑 舞
※価格など表示内容は、執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。