お値段1800万円。トイレまでラグジュアリーな宇宙旅行はいかが?
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- Passant Rabie – Gizmodo US
- [原文]
- ( そうこ )
もし、宇宙旅行が身近になったとき、心配なことってなんですか?
酸素とか食料とかいざというときのサバイバルはもちろんですが、宇宙旅行が当たり前な世界なら、気になるのはやっぱりアレ。トイレです。
地球だろうが、宇宙だろうが、出るものは出る。
民間宇宙旅行を計画するSpace Perspectiveが、宇宙船「Neptune」の内部イメージを公開。イメージ画像の中にはトイレもありました。
これが宇宙トイレだ!
船内は圧力がかけられているため、国際宇宙ステーションのような真空トイレは不必要。
米Gizmodoの取材に、Space Perspective担当者はこう答えてくれました。
「洗面所は1人になるために行く場所でもあります。
私たちがデザインした個室は、絶好の自撮りスポットにもなると思いますよ」
デザイナーが意識したのは、トイレにいることを忘れてしまうような空間だそう。そのために、便器を隠すようなデザインにしたそうです。
…なんでしょう。
便器を隠す蓋のデザインが、四角いまきまきウ⚪︎チを上から見たような図に見えるのは私だけですか?
色のせいかな。なぜどことなくウ⚪︎チを連想させる色をここに持ってきたのか不思議でなりません。
外が見える開放感あるトイレは、宇宙ならではで素敵!
飛行機のトイレをアップグレードしたようなシンク周り。
船内の空間は限られているので、トイレとラウンジスペースはこの距離感。近い。
ラウンジスペース。
6時間の宇宙の旅へ
Space Perspectiveのラグジュアリー宇宙ツアーは、来年提供スタート予定。
すでに1,600枚のチケットが売れています。チケットは1枚12万5000ドル、日本円で約1800万円!
宇宙船Neptuneで行くツアー時間は6時間。なるほど、6時間で1800万円なら、そりゃトイレは必要です。
宇宙船Neptuneは大きな風船通称スペースバルーンに吊られて宇宙へ昇っていきます。推進速度は時速19km。ゆっくりと上昇することで、リラックスした宇宙旅行になるとのこと。
高度30kmあたりから360度のパノラマビューが楽しめ、地球の曲線や宇宙の黒さも目にすることができます。ですが、Neptuneが通常到達するのは、高度12.7kmあたりまでだそう。
…お察しのとおり、Space Perspectiveの宇宙旅行は宇宙旅行ではありません。海抜高度100kmのカーマン・ラインを越えると宇宙と定義されるので、厳密にはNeptuneで行くのは宇宙ではなく、地球の大気圏。
とはいえ、宇宙っぽさは体験できるということですが。