暖かさを“空気”でコントロール!? なんだか楽しそうなダウン
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- カネコヒデシ(BonVoyage)
すでに12月だというのに、寒かったり、暑かったりで、なんとも不思議な天候の日々がつづいております。こういう時は、体温調節に失敗して、体調を崩しがち。
今回は、そんな寒暖差の激しい1日を快適に過ごせる、空気で保温性を調節できる革命的なダウンジャケットをご紹介しましょう。
空気を取り込んで保温性を調整
ボクがピックアップしたのは、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の、空気を衣服内に取り込むことで保温性を調整できる新テクノロジーを採用した「Airchamber Nuptse Jacket(エアーチャンバー ヌプシ ジャケット)」(税込99,000円)です。
これは注入した空気が外気の冷気を遮断するという新しいテクノロジーによって、保温できるという仕組み。以前リリースされた空気だけで保温性を発揮する「Air Chamber Nuptse Vest(エアー チャンバー ヌプシ ベスト)」の進化版で、ダウンが封入されたハイブリッドモデルとなります。
専用ポンプを使用し、衣服内の空気量を調節することで、保温性の強弱やかさ高が調整できます。空気を注入する注入口はジャケット内側の右胸のあたりにあります。また、携帯ポンプもジャケット裏の内ポケットに収納。
それにしても、空気とダウンのハイブリッド? 空気を注入?? 一体、どんなテクノロジーなのか、プレスルームに伺ってその着心地を体感してきました。
まさに空気を着ている感覚
まずは、空気をパンパンに注入した場合、かなり暖かく、思った以上にとても軽い着心地です。すこし暑いなと思った場合は、左胸にある注入口の赤いボタンを押すことで、空気量の微調整が可能。
ちなみに、この空気口に付属された専用のポンプを使用して、空気を注入します。入れすぎるとパンパン過ぎて着用ができなくなってしまうので、適度に膨らむ程度がベストです。
一気に空気を抜く場合は、裾部に隠されている調節口を開けば簡単に抜けます。空気を抜いた状態で持ち歩けば、かなり薄いのでかさばりません。
昼など気温が高い時間帯は、空気をほとんど入れずに着用すれば、ダウン入りなのでほんわか暖かいくらいで丁度いいくらい。寒くなったら、携帯型の専用ポンプで空気を注入することで冷たい外気を遮断して暖かく過ごせます。
さらに袖口のアジャスターで調節すれば、手首からの冷気もシャットダウン可能に。
本気アウトドアよりはタウンユースで
表地には、防風、透湿性に優れたGORE-TEX INFINIUM ™を採用。雨や雪、冷たい北風などの悪天候にも対応しているので、外出の多いビジネスや旅行などのレジャーなど、本気のアウトドアというよりはタウンユースにとても最適かと。
衣服内に封入するものが空気であるが故に圧倒的に軽く、しかも場所や環境、気温によって空気量を調節し、保温性の強弱を自在にコントロールできる秀逸さ。この冬の異常な気候状況を生き抜くための逸品です。
販売はTHE NORTH FACE LAB 渋谷パルコとTHE NORTH FACE+グランフロント大阪の2店舗限定です。
Photo: カネコヒデシ