「パーツの交換で愛着が増す」を検証。たとえば時計のベルトの場合
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- ハナサキ
パーツを変えたら表情が変わるっていいね。
なんの話かって? 時計のベルトの話。
ぼくはSUUNTOの時計「SUUNTO 9 PEAK」をランニングの時だけじゃなく、普段使いとしても愛用しています。本当は最近発売した「SUUNTO RACE」が欲しい…。でも、それなりの価格なのと、いま使用している「SUUNTO 9 PEAK」がまだまだ元気で愛着もあるんです。
ただ普段使いしている中で時々、服装に合わないことがあり、モヤモヤしていました。
その手があったか、ベルト交換
いま装着しているベルトは、「SUUNTO 9 PEAK」の購入時のベルトではなく、別売りのシリコンベルトに交換したもの。購入時のベルトの素材も同様にシリコン製だったんですが、それだとどうしてもスポーティに見えがち。
きれい目のコーデで、手元でハズすなんてハイレベルなテクニックをさり気なくできたら苦労はしません。時計買うしかないか、でも出費が痛い、なんとかならんものかなと思っていたら、別売りで布製のベルト「22MM EXPLORE 1 布ストラップ」がSUUNTOから発売されていたんです。
これならば、普段使いのシーンでどんな服装にも合うんじゃないかと思い、早速購入。
実際手に取ってみて、実物の方が写真よりも深いカーキ色なので大人顔の雰囲気。これならば(あんまり着ないけど)ジャケットを羽織ったスタイルでも変に浮きません。
カーキってアーミーっぽい雰囲気にもなりがちなんですが、色合いが深いからなのかしっくり手にも服装にも馴染みます。また、布製というところで、レザーベルトと違ってフォーマル過ぎませんし、アルミ系のベルトとも違ってかぶることが少ないため個性を演出できるのもいい。
布製でも耐久性も問題なし
布製と聞くとアウトドアシーンなどでは使えなさそうなデリケートなイメージですが、このベルトは耐摩耗性や耐久性に対応しているため、安心です。
またSUUNTOの時計のベルトはおそらく全部そうなのですが、長さが違う2種類が同梱されています。これはたとえば、登山の際のシェル(上着)やグローブを着用した際に時計が袖の中に隠れがちですが、あらかじめ長いベルトに付け替えておくことで、いちいち袖をまくって時計を確認することがないように、上着やグローブの上からでも時計を装着できるようにしているんです。
なので、そんじょそこらの布製ベルトとは異なる、アウトドアシーンを鑑みたSUUNTOらしいホスピタリティです。もちろん、天候なんかにも左右されずに使えますよ。
また、わざわざお店に持って行かずとも、工具なしで簡単に交換できる「クイックリリースストラップ」という、上の写真で赤い丸で囲んだ部分を爪でスライドして脱着できるので、秒で取り替えが可能です。ランニング時などの運動の際はシリコンストラップで、お出かけの時にパッと布製ストラップ取り替える、なんて使い方も可能。
毎日の洋服に合わせて時計のベルトも替えても、誰も気づかないことかもしれませんが、自分の気分が上がる工夫って、毎日の暮らしにはとても大切なことなんじゃないかと思います。
腕時計に限らず、手持ちのプロダクトをパーツを交換してみるなどしてみると、より愛着が湧くかもしれません。
Photo: ハナサキ