家コーヒーに最適。エスプレッソもOKな、コスパ最強グラインダー
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- シラクマ
おうちでも本格的なコーヒーが楽しめる時代。
そんなありがたい状況だからこそ生まれるのが、どんんz価格や性能のアイテムが自分に合っているのかという悩み。
人それぞれの答えはあると思いますが、ことグラインダーに関してはコレを選んでおけば間違いないというアイテムを見つけました。
3万円で買える万能な電動グラインダー
「Opus Conical Burr Grinder (オーパス コニカルバー グラインダー)」は、昨年の夏に発売されたFellowの新作電動グラインダー。
Fellowのグラインダーは1作目の「Ode Brew Grinder(オード ブリュー グラインダー)」から使っていて信頼しているので、こちらも発売と同時に購入しました。
Opusの特徴は、41段階以上の挽き目調整で、エスプレッソからフレンチプレスまであらゆるコーヒーに対応していること。そして、それでいて33,000円(税込)と、このレベルのグラインダーとしてはお手頃価格なところにあります。
詳しい性能はこれから見ていきますが、3万円でこれが買えるのは本当にすごい。いま電動グラインダーを買うならコレでしょうという、コスパ最強なアイテムです。
41段階以上の挽き目調整ができる
挽き目の調整は、本体上部のアウターリングを動かす仕様。1から11までの各数字の間にさらにステップがあって、合計で41段階に調整できるというわけです。
これだけ多いとどの数字にしたらいいのか迷いそうですが、フタの裏に挽き目の目安表が付いているので、まずはここからスタートするのがおすすめ。
また、ホッパー内部に搭載されたインナーリングを使えば、さらに細かい挽き目調整も可能です。一般家庭でそこまですることはないと思いますが、こういうのはできないよりできた方がいいですからね。
実際に1・6・11の挽き目にするとこんな感じ。コニカル式なのでしっかりと違いが出ているのがわかります。
エスプレッソ、マキネッタ、ハンドドリップにフレンチプレスと、好みに合わせた最適なサイズに挽けるので、新しい抽出器具を買ったとしてもグラインダーを買い替える必要はありません。
気になるポイントは、エスプレッソに対応しているためか全体的に挽き目は少し細かめで、プロ仕様の高級グラインダーよりもバラツキが見られること。また、Odeと比べると微粉(本来の挽き目よりも細かな粉)も出やすいです。
私は微分ゼロのクリーンな味よりも、微分が少し混ざった甘めの味の方が好きなので、これくらいは許容範囲ですが、気になる人がいるとしたらここかなと思います。
ホームバリスタにぴったりな機能
Opusは手動や電動のエスプレッソマシンを所持しているホームバリスタ向けに作られているので、挽き目以外にもエスプレッソに使いやすいポイントが沢山。
例えば、キャッチカップの他にエスプレッソ用のドージングカップが付いていて、バスケットへの移動もラクラクですし、コーヒー豆の排出口付近には静電気低減機能が施されていて、細かく挽いてもコーヒー粉の飛び散りが少なく済みます。
分解が簡単で掃除しやすいのも使っていて便利なポイントです。
万能な一台を探しているならコレが正解
個人的に気に入っているのがホッパーが110gまで対応している大容量なこと。
家庭用のエスプレッソグラインダーでいうと「Varia VS3」と検討している方も多いかと思いますが、エスプレッソ専用ではなく“万能な一台”として考えているならOpusの方が使いやすいでしょう。コールドブリューとかだと一気に80gくらいのコーヒー豆を挽くことも多いので、ホッパーが大きいというのはそれだけで正義なんですよね。
本体内部に溜まったコーヒー粉を落とすグラインドノッカーが付いていなかったり、自動で止まるオートストップがなかったり(タイマー式のストップ機能はあります)、キャッチカップのマグネットが少し弱かったりと、欲を言えばもっと改善してほしいポイントもありますが、そこまで求めるのは無粋というものでしょう。
なんたって、3万円で買えちゃうんですからね。